マンダレーは、ヤンゴンに次ぐミャンマー第2の都市。ほぼ国の中央に位置するこの町は、ビルマ王朝最後の都でもあります。歴史情緒豊かな美しい古都で、日本でいえば京都のようなところです。
マンダレーの地図
マンダレーのホテル
マンダレーの観光名所
マンダレーヒル(Mandalay Hill):市の北東にある海抜236mの丘で、丘全体がひとつのパゴダになっています。中腹には、本物と言われる「ペシャワール遺骨」が安置されているといわれています。頂上からは、遠くシャン高原の山並みから、眼下に広がるマンダレー市街まで一望できます。
チャウットーヂー パゴダ(Kyauk Taw Gyee Pagoda):マンダレーヒルの麓にあるパゴダです。本堂の石仏は、一枚岩の大理石から作られたものです。ミャンマーの仏像は金ピカが多いが、この仏像は大理石の美しさを活かすため白いままです。本殿の外側には、この石仏を作ったときに削り落とされた部分で作ったと云われる八十羅漢像があります。
クドードォ パゴダ(Kuthodaw Pagoda):整然と並ぶ小パゴダの白、中央のパゴダの金色、周りを取り囲む木々の緑が美しいパゴダ。小パゴダの数は、730基にも及び、各パゴダの中には教典が彫られた石板が納められています。
サンダムニ パゴダ(Sanda Muni Pagoda):クドードォパゴダの西隣にあります。ミンドン王が王宮造営時に仮の王宮を置いた所です。このパゴダにも小パゴダが林立し、それぞれに経典が納められています。
シュエナンドー僧院(Shwenandaw Monestery):ミャンマーでも数少ない木造僧院、唯一のミンドン王時代の僧院です。全体に大変手のこんだ彫刻が施され、建物自体が芸術品です。外壁や屋根や入り口には手の込んだ彫刻があります。最初は、旧王宮にありミンドン王と夫人が利用しました。次のティーボー王の時代(在位1878〜1885年)に現在の場所に移築されました。
旧王宮(Royal Palace):一辺約3kmという広大な敷地や、それを取り囲むレンガ造りの城壁、睡蓮の茂る外濠から、過去の栄華を想像することができます。今ある王宮の建物は、最近再建されたものです。現在は、軍の施設として利用されているため、一部分のみ見学可能となっています。入り口は東西南北の4箇所にありますが観光客が利用できるのは東側の入り口だけです。入り口から、王宮のある中央部まで一直線の道を歩きます、約1km。謁見の間、控えの間などを見学し、敷地の隅にある監視塔に上れば王宮全体を見渡すことが出来ます。
マハムニパゴダ(Maha Muni Pagoda):市街の南、空港の北西1kmの場所にあります。マンダレー最大にして、最も聖なるパゴダです。早朝には毎日のように、多くの信仰深い人々が仏像の顔に水をかける儀式へと訪れています。
マンダレー近郊への旅
サガイン(Sagain):マンダレーから、エーヤワディー川に架るザガイン鉄橋を渡ると、前方に小高い丘に広がる無数の白いパゴダ群が見えてきます。小パガンと呼ばれる程多くの仏塔が建てられている丘、ザガインヒルに登ると、はるかマンダレーまで見渡す事が出来ます。頂上には、第2次大戦での日本人戦没者の慰霊塔もあります。その他、王妃の胸をモデルにしたといわれる、カウンムードパゴダや銀製品の工場など多数の見所が有ります。マンダレーからトラックバスで約90分。アマラプラ、インワ、ザガイン行ピックアップがマンダレー市内から随時出ています。
ミングォン(Mingun):マンダレーからエーヤワディー川を上流へ11km、船で1時間ほど北上する。そこには、完成していれば高さ150mの世界最大のパゴダとなった未完のパゴダ:ミングォンパゴダやビルマ最大の鐘:ミングォンの鐘、全面真っ白の美しいパゴダ:シンピューメェがあります。ミングォンパゴダの頂上からは、遠くマンダレーまで静かに流れる、エーヤワディー川を一望する事が出来ます。ぜひ一度は行って欲しい所です。マンダレーの船着き場より一日一便(朝9時ごろ)ボートが出ています。ボートをチャーターすることも出来ます。
アマラプラ(Amarapura):マンダレーの南11km、エーヤワディー川沿いにある、ボードパヤー王時代の古都です。アマラプラとは、不死の町と言われ、二度も王都として栄えた都市です。王宮跡や、パトドーヂーパゴダ、チャウットーチーパゴダなど、かつての王宮の名残を残す物もありますが、ここでの圧巻はウーペインブリッジです。長さ1,200m程の木造の橋なのですが、行ってみなければ解らない、不思議な空間になっています。この島は乾季には陸続きですが、雨季には大きな湖となります。地元民の釣りをする姿や、自転車を押す人々など、すべてが絵になる風景です。
インワ(Inwa):タドウミンビャーによって1364年に建立され、約400年にわたって都として栄えた由緒あるミャンマーの古都です。しかし1838年の大地震によって大きな打撃を受け、廃都の憂き目となりました。今もその傷痕を随所に見つける事が出来ます。見所は、王宮の名残を見る事が出来る城壁、高さ27mの物見の塔で、周囲を一望できる監視塔、王都時代の名残を残すマハーアウンミェ僧院、チーク作りのとても立派なバガヤー僧院などがあります。
マンダレーからトラックバスで約1時間、終点で渡し舟に乗ります。遺跡めぐりには、馬車をチャーターして回ると良いです。
タウンビョン(Taungpyone):マンダレーの北10km、ナッ神の聖地として有名な場所。毎年8月あるナッ神の祭りはかなり盛大なもので、この時期マンダレーを訪れる人は必見の祭りである。
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