パアン(Hpaan):カイン州の州都であるこの町は、タイのミャワディまで150kmの位置にあり、タイの貿易の中継地として栄えています。町としての規模は小さいので、町中は十分歩いてまわれます。ここの見所は、ミャンマー有数の聖地、タマーニャ山です。パアンから38km。岩山の頂にあるパゴダからの眺めもすばらしいですが、巡礼者は皆、タマーニャ僧正の説法を受けるために、この地を訪れます。スーチー女史も軟禁を解かれた後、この地を訪れ、説法を受けています。
モウラミャイン(Mawlamyine):モン州の州都であり、ミャンマー第三の都市であるモウラミャインは、人口は20万人を数えます。町はいたって静かで、イギリス植民地時代の町並みを今も保っています。また、ミャンマー第二の港湾都市で、タイとの貿易の窓口となっており、マーケットはタイ製品で溢れています。市内の見所はモン式の方形寺院であるマハムニパゴダなどがあります。ここには見事なモスクもあります。ただ、見所は町よりも郊外に点在しているので結構時間が掛かります。
モウラミャインの地図
ムドン(Mudon)は映画『ビルマの竪琴』に出てくるムドンの収容所があった所です。今となってはその跡を訪れる事は難しいです。ムドンの見所は、何といっても巨大寝釈迦のあるウィンセイントウヤです。山の中腹に建設中の巨大寝釈迦の他にも周囲の山々に無数に造られたパゴダと何百体もの仏像は、驚きでもあります。モウラミャインから南へ30km、タンビュザヤ行きのピックアップで途中下車。
ミェイ(Myiek):アンダマン海に浮ぶ、タニンダーイ管区の中心地。広大な海と無数の島々は、すでに水産資源の宝庫となっており、外国企業の進出も多いです。また、ダイビングのポイントとしての注目度も上がっています。但し、ヤンゴンからバスで2泊3日もかかります。リゾート開発がゆっくりとですが進んでいるので、今後注目度が上がってくると思います。
タンビュザヤ(Thanbyuzayat):第二次世界大戦中、戦場に架ける橋で有名である泰緬鉄道の終点となった町です。今は静かな町ですが郊外には、強制労働で犠牲となった連合軍捕虜の墓地があり、当時を物語っています。モウラミャインから南へ65km、約2時間。外国人向けホテルはありません。
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